◆NPO助成にファンド 27、28日設立フォーラム◆
■市民や企業からの寄付金を特定非営利活動(NPO)法人などに助成する市民ファンド「青い森地域創造基金」(青い森コミュニティ基金)の設立記念フォーラムが27、28の両日、青森市中央の県民福祉プラザで開かれる。12月から助成先の募集を始める予定で、本格運営に弾みを付ける狙い。「地域を良くしたいという思いの受け皿を目指す。ぜひ足を運んで」と参加者を募っている。
 同基金では、個人や企業が、子どもの教育など関心ある分野を選んで寄付ができ、寄付した個人などの名前が助成先のNPOや一般向けに公開される。子どもができた人に寄付してもらう「おめでとう!基金」など寄付のきっかけ作りにも取り組む。
 フォーラムは、NPO法人「シーズ・市民活動を支える制度をつくる会」(東京)の松原明チーフ・プロデューサーが、企業が社会貢献活動の一環で寄付することの意義について講演。県内外のアーティストの作品購入が寄付になる「チャリティーエキシビジョン」なども行われる。同基金の三沢章理事長は「多くの人に基金の存在や仕組みを知ってもらいたい」と話している。
 2日間とも午前10時半から午後4時半まで。NPO法人向けのセミナーなどは一部有料。問い合わせは同基金(017・752・9095)。
読売新聞 2012年10月27日‎
戻る

NPO法人設立運営センター